
空気中の存在する微生物、ウイルスによる感染症の流行が問題になっています。これまでは感染が判明した時には、2次感染が始まっており、感染拡大を防ぐことは困難です。そこで、微生物、ウイルスを日常的に高感度に計測する方法を開発し、2次感染を抑制する技術を開発しています。そのためには、微生物などの微粒子を捕集する必要がありますが、その方法として静電気力を用いています。具体的には、静電気力によるサンプリング、液滴化したPCR溶液との混合技術、PCR反応制御、反応物の検出などの要素技術を開発し、それらの技術を統合化することにより、リアルタイムに空気の安全を評価する技術の開発を進めています。
教授
桂 進司
KATSURA shinji

研究キーワード | μTAS,1分子操作,1分子観察,誘電泳動,細胞分離,DNA複製 |
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研究分野 | 電気電子工学ナノマイクロ科学農芸化学分子生物学腫瘍学 |
主な研究テーマ |
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研究概要 | 静電気工学,分子生物学,生物化学工学,生物有機化学を基に,化学プロセス・マイクロプロセスへ展開する研究を行っています。具体的には,高感度観察技術と「流れ」,「磁力」,「静電気力」等を利用した小分子化合物・生体分子・細胞を操作する技術を開発する基礎研究や分子設計・構造改変した機能性分子の医薬品や高感度観察・計測への応用研究を行っています。 |
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提供できる技術 ・応用分野 | 分子操作,1分子観察技術,水晶振動子(QCM),センサー技術,天然物化合物探索,分子イメージング |
主要な所属学会 | 化学工学会,静電気学会,分子生物学会 |
論文 |
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最終更新日: