
顔方向による電動車いすの操作

視線によるページめくり機の操作
日本は少子高齢化を迎えていますが、福祉分野においては、介助者の人手不足が懸念されています。このような社会的背景から、高齢者への支援を目的とした機器とそれを直感的に操るためのインタフェース(入力装置)の開発に取り組んでいます。
現在、福祉機器の入力はジョイスティックや接点式スイッチが主流であり、手が使えない場合であっても口やあご等で簡単に操作できます。しかしながら、例えば寝た状態では、操作のたびに頭部を動かす必要があり、使用者に大きな負担を与えることとなります。そこで本研究室では、使用者の顔をカメラで捉え、まぶたや鼻孔の形状変化から顔の方向や視線を認識し、電動車いすやページめくり機等の福祉機器を直感的かつ非接触で操ることのできるインタフェースの開発を行っています。
教授
中沢 信明
NAKAZAWA nobuaki

研究キーワード | ヒューマンインタフェース,手先技量計測,福祉機器,センサ,画像処理 |
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研究分野 | 機械力学ロボティクス |
主な研究テーマ |
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研究概要 | 肢体に障害を持ったパソコンユーザや電動車いすユーザのために,手を使わずに非接触で装置を操ることができるハンズフリーインタフェースの開発を行っている.目の動きや顔の向き,頭部の傾き,上肢ジェスチャなど,直観的な動きをカメラ,センサで捉え,虹彩位置や瞼形状,鼻孔形状などの顔特徴量ならびに手先軌道を機器の操作に反映させることで,人間と機械とを結ぶ新しいインタフェースについての研究を行っている. |
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提供できる技術 ・応用分野 | 画像処理およびセンサを利用したヒトの非接触動作センシング、各種インタフェースの開発、福祉機器の開発 |
主要な所属学会 | IEEE,日本機械学会,人間工学会,ヒューマンインタフェース学会 |
論文 |
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最終更新日: